導入 「育休って何ヶ月取ればいいんだ?」と悩んでいませんか?
僕もそうでした。周りに聞いても男も育休をとる文化が芽生えてきたのが最近で育休経験者が少なく、制度も変わったりしているのでよく分からない。しかもこれからもっと考えないといけないことが増えていきます・・(笑)
今回は実際に育休をとった僕が育休期間の決め方やおすすめ期間を解説します。
🎯結論:1年間がおすすめ
育休は次の期間がおすすめ!
- 家庭最重視の方 → 1年(1歳まで)
- 家庭重視しつつ制度を賢く使いたい方 → 半年(180日)
- どうしても休めない、お金がギリギリという方 → 1ヶ月(28日)
💡なぜ育休が必要なのか、メリットは?
👶子どもにとってのメリット
1. パパとの愛着形成ができる
赤ちゃんは生まれた直後から、身近な人との関わりを通じて愛着を形成します。「泣いたら抱っこしてくれる」「ミルクをくれる」こういった経験を重ねることで、赤ちゃんは**「この人は自分を守ってくれる人だ」と認識していきます**。パパが抱っこやお世話など日常的な育児に関わることで、子どもとの信頼関係を築く大切な時間になります。
2. 子どもの体調の変化に気づける
毎日のお世話をしていく中で、どんな子どもなのかが分かってきます。よく寝る子なのか、小食な子なのか。そして体調不良など何か変化があった場合、やはり普段からお世話をしていたほうが気づきやすいです。自分が気づかなかった変化にママが気づいた、なんてこともよくあります。そのまた逆もそうです。ママとパパがどちらも子どもの異変に気づける親なら、子どもにとっても心強いですよね。
🤱ママにとってのメリット
3. 出産後の身体をしっかり休められる
出産は「赤ちゃんが生まれたら終わり」ではありません。ママの身体はそこから回復が始まります。全治2か月の大けがとも例えられるほどに母体へのダメージは大きいです。子宮には約20cmほどの大きな傷が残り、大量の体力を消耗します。産後8週間は「産褥期」と呼ばれる大切な回復期間です。この時期に無理をすると、体調不良や産後うつのリスクが高まることもあります。だからこそ、パパが育休を取得して家事や育児をすることが大事なんです。
4. 産後うつのリスク軽減につながる
産後のママは体のダメージだけでなく、ホルモンバランスが崩れることによって心にも大きな負担がかかります。この時期にパパからの支援が不足してしまうと、産後うつを発症してしまう可能性が高くなります。 パパが育児や家事をしたり、ママの心身をサポートしたりすることで、ママの精神的負担軽減につながります。
5. 睡眠時間の確保
新生児の授乳間隔を知っていますか?一般的には3時間ごとに授乳と言われています。それは夜でも一緒です。実際にやってみると、ミルク準備・おむつ交換・授乳・寝かしつけとやることが多いです。また新生児のうちは寝るのも上手ではないので、寝かしつけに数十分以上かかるのも珍しくありません。やっと寝たと思ったら次の授乳は1時間後なんてことも。これをママ1人に押し付けるのはかなり酷です。パパがいれば、夫婦で交互に寝る時間を確保したり、授乳以外を手伝ったりすることができ、睡眠時間を確保することができますよ。
6. 今後の夫婦関係のためにも
「産後の恨みは一生」という言葉をどこからか聞いたことがありますが、産後に経験した恨みはかなり長く女性の心に残るようです。実際、僕の父も僕が生まれた時にパチンコに行ってたらしく、母によく小言を言われてます(今回孫が生まれたことでまた言われてました)。一生の恨みにならないように、パパも踏ん張って家庭のために頑張りましょう!
👨パパ自身のメリット
7. 生まれた瞬間から毎日成長を見届けられる
乳幼児期は急速に成長・発達していく時期です。泣いて飲んで寝るだけだった赤ちゃんですが、だんだんと目で追うようになり、声を出すようになり、物を掴むようになり、笑うようになったり。赤ちゃんの時期の思い出は今しか作れません。どんどん成長していく赤ちゃんとの思い出は、素晴らしい経験となりますよ。
8. 抱っこ・寝かしつけ・お風呂など育児スキルが身につく
育児に限らずスキルというものは経験値が大事です。やはり仕事をしながらでは経験値を貯めづらいです。ママの体調不良などでパパ一人で面倒を見ないといけない日があるかもしれません。育休期間中に育児スキルを身に着けるのがおすすめです。
9. 「育休を取って良かった」と感じる人が多い
実際に育休を取得したパパの多くは、「取って良かった」と感じているようです。例えば、明治安田生命の調査では、育休を取得したパパの約9割が「子育てに良い変化があった」と回答しています。そして僕も育休をとって良かったと感じている一人です。毎日の育児が本当に楽しい。この幸せな時期に仕事をするのはもったいないですよ!
10. こんなに長期間休めることはない
何年仕事してますか?その中で一番長い休みは何連休ですか?健康で休職もしたことのないサラリーマンなら長くても2週間くらいでしょうか。でも育休なら堂々と1年間休めますよ。今後の人生でこんなに休める機会はないですよ!
💼仕事・キャリアにとってのメリット
ここまでは子ども・ママ・パパ目線のメリットを紹介しましたが、実は仕事面でもメリットがあります。
11. 業務の属人化を防ぐ・引き継ぎやマニュアル整備が進む
育休取得をきっかけに、自分にしかできない業務や、自分しか把握していない情報を、思い切って職場へ共有・引き継いでみませんか?育休をとるのに申し訳ない、と思ってしまうかもしれませんが、それを理由に育休をとりづらい環境の方が異常かも?
12. ロールモデルになれる
男性の育休取得の前例がなくてとりづらい、職場に理解が無くてとりづらい。ならあなたが前例になりましょう!これからの後輩のためにも勇気を出してみましょう。そもそも会社側は育休の取得を断ることはできません。
13. 人生は仕事だけではないと実感できる
育休をとった方の中には人生観が変わったという方もいらっしゃるようです。自分もその一人です。そもそもあまり仕事人間ではないですが、こどもができたことで余計にプライベートが楽しくなってしまいました。
🥇お勧めの期間は1年間!
正直に言うと、ここまで挙げてきたメリットを一番たくさん受け取れるのは、やっぱり1年間の育休です。
赤ちゃんの成長をほぼ全部見届けられますし、ママの心と体を支えられる期間も長くなります。そして何より、パパ自身が「お手伝い」ではなく「主体的に育児ができる親」になれるのが、この期間の一番の価値だと僕は感じています。
もちろん収入面の不安はあると思います。でも、育休は取り直しがきかない期間です。悩んだら「あとで後悔しないほうを選ぶ」という基準で考えてみてください!
🥈次にお勧めなのが半年!
1年の育休をとると少し心配なのが収入の面です。育児給付金は181日からは67%から50%に減額されます。給付金は非課税なので単純に手取りの半分になるというわけではないですが、減るのは事実。子どものために資産形成も頑張りたい時期ですよね。そこで1年間の次におすすめしたい期間が半年(180日)です!半年なら給付金が減額されずに賢く利用していると言えるでしょう。
半年という期間は制度の面だけではありません。赤ちゃんは半年の間に首がすわって、寝返りもうてるようになっていきます。新生児の頃と比べるとふっくらとして頼もしさがまして、睡眠の時間も長くなり生活リズムが安定している子も多いです。新生児の頃と比べるとママ一人でも余裕が生まれるでしょう。また、5〜6ヶ月の頃には離乳食がはじまります。職場復帰の前に、離乳食の作り方や食べさせ方を覚えることができるというのもメリットです。
⚠️1年どころか半年も無理!という人は?
「お金の面で取得できない!収入を減らしたくない!」
という方は「出生後休業支援給付金」があります!28日間は休みましょう!
2025年4月から、「出生後休業支援給付金」が始まりました。条件を満たせば、通常の育児休業給付金に13%が上乗せされ、最大28日間は合計80%の給付を受けられます。社会保険料免除なども考慮すると、手取りではほぼ給料と同程度になるケースもあります。その条件を簡単に言うと、生後8週間以内に夫婦ともに14日間以上の育休をとること。夫婦で子育てして偉いということで給付金がプラスされるわけですね。この制度を利用すれば手取りはほぼ変わりません。※ただし給付金は2〜3ヶ月遅れて支給されます。その点は注意!
「どうしても仕事を離れられない!」
という方もいるでしょう。そんなパパは産後パパ育休(最大28日)を利用しましょう!
産後パパ育休(出産時育児休業)とは、完全に仕事を休まずに一部働きながら育休をとれる制度です。産後8週間の間に最大28日間取得することができます。週1だけ働く、午前中だけ働くなど柔軟な利用ができます。(※ただし、休業期間中に一部働ける仕組みを導入しているかどうかは会社ごとに異なります。お勤めの会社へ確認してみましょう。)
産後直後から産後パパ育休を利用し28日間休んだとしましょう。ママの産後1週間程度は動くことも苦痛です。また生まれたばかりの赤ちゃんの授乳回数は8回前後。こんなに大変な時期を助けられるのは本当に大きいです。
28日間がたつ頃にはママの体調はある程度回復し日常生活も支障がなくなってきます。赤ちゃんの授乳回数も8回から6回程度になっている時期です。しかし8週間程度までは産褥期と呼ばれ、1ヶ月間(28日間)ではまだ回復しきっていない状態です。産後パパ育休が終わった後も育児に参加しママを助けましょう。ちなみに産後パパ育休を取得した後に通常の育休も取得できます。業務が落ち着く時期に再度取得を考えてみてはいかがでしょうか。
❓よくある質問(FAQ)
Q. 男性育休は1年取れますか?
はい、取れます!育児・介護休業法では、子どもが1歳になるまで育休を取得できると定められています。保育園に入れないなどの事情があれば、最長2歳まで延長することも可能です。
Q. 給付金はいくら?
育休開始から180日目までは賃金の67%、181日目以降は50%が支給されます。さらに2025年4月からは「出生後休業支援給付金」が新設され、条件を満たせば最初の28日間は67%+13%=80%(社会保険料免除もあわせると、実質手取り10割相当)がもらえるようになりました!
Q. 途中で復帰できますか?
会社と相談すれば、予定より早く復帰することも可能です。ただし引き継ぎや業務調整もあるので、復帰したい場合はできるだけ早めに会社へ相談しておくと安心です。
Q. 会社は断れますか?
いいえ、断れません。育児・介護休業法により、条件を満たす従業員からの育休の申し出を、会社は拒否できないと定められています。もし「うちの会社は取れない雰囲気だから…」と感じても、それは会社側の対応の問題であって、あなたの権利がなくなるわけではありません。
📝まとめ
ここまで、育休の期間について解説してきました。
- 家庭を最優先したい方は「1年」
- 制度を賢く使いながら家庭も大事にしたい方は「半年」
- どうしても長く休めない、お金がギリギリという方は「1ヶ月」
どれが正解、というのはありません。家庭の状況も、会社の状況も、家族みんなそれぞれ違うからです。大事なのは「自分たちの家庭にとって、どの期間がベストか」を夫婦で話し合って決めることだと僕は思います。
育休は、赤ちゃんの「今」を一緒に過ごせる、一生に一度きりの時間です。この記事が、あなたの家庭にとってのベストな期間を見つけるきっかけになれば嬉しいです!



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